「50代女性が自宅で筋トレするならどんな方法があるんだろう」
「初心者の女性向けの筋トレメニューはある?」
「50代女性の筋トレのメリットは?」
最近、体型の変化や体力の衰えを感じていませんか?50代になると、女性ホルモンの減少や加齢による筋肉量の減少により、体型が崩れやすくなったり、疲れやすくなったりします。
そのままにしておくと、ますます体型が崩れ、健康にも悪影響が出てしまうかもしれません。そこでおすすめなのが、自宅でできる筋トレです。記事では、以下について解説します。
- 50代に訪れる体の変化
- 50代女性が筋トレするメリット
- 50代女性が自宅でできる部位別筋トレメニュー5選
- 50代女性が筋トレする際のポイント
本記事を読めば、自宅で手軽にできる筋トレ方法がわかり、実践できるようになります。
さらに筋トレを続けると、基礎代謝がアップし、ボディラインも引き締まり、健康的な体を手に入れられるでしょう。
ぜひ最後までお読みいただき、自宅の筋トレの参考にしてくださいね。
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50代女性に訪れる体の変化
50代女性は、年齢を重ねたことで体にさまざまな変化があらわれます。急激に変化するため、戸惑いを感じる方もいるかもしれません。体の変化はおもに以下の2つです。
- 女性ホルモンが急激に減少する
- 筋肉量・骨量が急激に減少する
変化を詳しく見ていきましょう。
1.女性ホルモンが急激に減少する
50代女性は更年期にあたる時期で、女性ホルモンが急激に減少します。
女性の体を守ってくれていたホルモンが減少するため、体にはさまざまな変化があらわれます。人によっては、更年期症状が現れる方もいます。代表的な症状は以下のとおりです。
- 疲れやすさ
- 肩こり
- 腰痛
- のぼせ
- ほてり
- イライラ
体におとずれる変化と、うまく付き合う必要があるでしょう。
2.筋肉量・骨量が急激に減少する
50代女性は、女性ホルモンのエストロゲンの急激な減少により、筋肉量や骨量も減少します。
エストロゲンには筋肉や骨を健康に保つ役割があり、この恩恵を受けられなくなるためです。
筋肉量が減少すると、基礎代謝の低下につながり、太りやすくなる場合もあります。また、骨量の減少は、骨粗鬆症のリスクを高めるため注意が必要です。
50代女性が筋トレするメリット
50代を迎えてから筋トレを始めることに、ためらいを感じる方もいるかもしれません。しかし、筋トレをはじめるのに、遅すぎることはありません。気づいたときから筋トレをおこなえば、将来の健康にもつながります。
50代女性が筋トレするメリットは、以下の5つです。
- 基礎代謝が上がる
- 姿勢の維持・改善につながる
- 骨の健康を維持できる
- 生活習慣病の予防が期待できる
- メンタルケアに役立つ
一つずつ詳しく見ていきましょう。
1.基礎代謝が上がる
筋トレで筋肉量を増やすと、基礎代謝がアップします。
基礎代謝とは、生きるために必要な最低限のエネルギーで、寝ているときにも使われます。女性は年齢を重ねると、ホルモンバランスの変化によって、筋肉量が減少します。
しかし、筋トレをすれば、筋肉量が増えるため、基礎代謝を上げられるのです。
筋肉がつき基礎代謝が上がれば、消費カロリーが増え、痩せやすくなります。
2.姿勢の維持・改善
筋トレにより筋肉がつくと、姿勢の維持・改善につながります。
とくに体幹やお腹周り、脚の筋肉を鍛えると姿勢の改善に効果があります。
姿勢の改善で得られるメリットは以下のとおりです。
- 背中がスッキリし、若く見られる
- 腰痛や肩こりの改善が期待できる
- 内臓を正しい位置に保てるため、ぽっこりお腹が解消できる
体幹やお腹周り、脚の筋肉を鍛え、姿勢を美しく保ちましょう。
3.骨の健康維持に役立つ
筋トレは、骨に刺激を与え、骨密度を維持・向上させる効果が期待できます。
女性は閉経後、骨粗鬆症のリスクが高まるため、筋トレや有酸素運動を取り入れていくのが重要です。
厚生労働省でも骨粗鬆症予防するために、カルシウムの摂取と日光浴に加え、ウォーキングや筋力トレーニングなど「骨に刺激が加わる運動」を推奨しています。
参考:e-ヘルスネット「骨粗鬆症予防のための運動・骨に刺激が加わる運動を」/厚生労働省
骨粗鬆症になると、転倒やちょっとしたことで骨折しやすくなります。将来の寝たきりを防ぐためにも、筋トレを行いましょう。
4.生活習慣病の予防につながる
筋トレなどの運動を継続すれば、生活習慣病の予防につながります。
50代女性は、エストロゲンの減少により脂肪がつきやすく、悪玉コレステロールや血圧も高くなりやすいです。運動をすれば心肺機能も高まり、血管をしなやかに保てるでしょう。
基礎代謝もアップし、脂肪燃焼しやすい体にできます。
5.メンタルケアに役立つ
筋トレを行うと、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が促されます。セロトニンには、精神を安定させ気分を高揚させる働きがあり、メンタルケアに役立ちます。
ドーパミンの分泌も促されるため、やる気がアップし、ポジティブな気持ちになれますよ!
定期的な運動は、睡眠に関する問題を改善し、なかでも睡眠の質を高める効果が大きいと報告されています。
参考:レジスタンス運動の睡眠への影響/Pub Med
質のよい睡眠は、不安感を軽減し、メンタルの安定につながります。更年期のうつ症状予防にも効果が期待できるでしょう。
50代女性のボディラインを美しく保つために鍛えるべき5つの筋肉
50代以降の女性の筋力低下を防ぐには、お腹、お尻、太もも、背中の筋肉を鍛えることが重要です。具体的には、以下の5つの筋肉です。
- 大腿四頭筋
- 大殿筋
- 腹直筋
- 広背筋
- 脊柱起立筋
動かす筋肉を意識してトレーニングしましょう。
1.大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
大腿四頭筋は、太ももの前面にある大きな筋肉群で、以下の4つの筋肉で構成されています。
- 大腿直筋
- 内側広筋
- 外側広筋
- 中間広筋
股関節や膝の動きに重要な筋肉です。
2.大殿筋(だいでんきん)
大殿筋はお尻全体を覆っている筋肉です。立ち上がったり、歩いたりといった日常生活動作に関わっています。
大きな筋肉なので、鍛えると基礎代謝のアップにつながります。
ヒップアップや骨盤の歪みを改善する効果も期待できるでしょう。
3.腹直筋(ふくちょくきん)・腹斜筋(ふくしゃきん)・腹横筋(ふくおうきん)
お腹周りの筋肉には、以下の3種類があります。
腹直筋:腹の前面にある筋肉で、シックスパックを作る筋肉
腹斜筋:わき腹にある筋肉で、お腹のくびれを作る
腹横筋:お腹の深層部にある筋肉で、お腹を引き締める効果がある
ぽっこりお腹が気になる方は、この筋肉を鍛えましょう。
4.広背筋(こうはいきん)
広背筋は、背中を覆う大きな筋肉です。
鍛えると肩甲骨の動きがよくなり、肩や腕を動かしやすくなります。
背中をスッキリと見せる効果も期待でき、若見え効果も期待できます。
5.脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
脊柱起立筋は背骨を支える筋肉群で、以下の3つで構成されています。
- 筋肉棘筋(きょくきん)
- 最長筋(さいちょうきん)
- 腸肋筋(ちょうろくきん)
姿勢を維持するために重要な役割を果たします。
これらの筋肉を鍛えると姿勢がよくなり、腰痛や肩こりの予防・改善にもつながります。
50代女性が自宅でできる部位別筋トレメニュー6種
50代女性が、自宅で手軽にできる筋トレメニューを6つ紹介します。
- お腹・太もも中心に全身:ブルガリアンスクワット
- お尻:ヒップリフト
- お腹周り:クランチ
- お腹周り・体幹:プランク
- 背中:バックエクステンション
- 背中:エアプルダウン
一つずつ解説しますので、ぜひ今日からでも始めてみてくださいね。
1.お腹・太もも中心に全身:ブルガリアンスクワット
ブルガリアンスクワットは、椅子などの台を使って行うスクワットです。
脚全体はもちろん、お尻の筋肉にも効果的なトレーニングです。
太ももの筋肉は腹筋の約36倍の大きさがあり、鍛えると効率的に基礎代謝を上げられます。
海外で実施された研究によると、スクワットは脂肪燃焼効果が高いことが明らかになっています。上半身と下半身、低重量と高重量のどちらが消費カロリーが多いか調べた結果、最も多かったのはこ高重量のスクワットでした。
参考:低強度から高強度までの単独抵抗運動のエネルギーコスト/Pub Med
トレーニング方法は以下の通りです。
- 椅子と高さを出せる台を準備する
- 片足を後ろに引いて台の上に乗せる
- 前脚の膝が90度になるまで腰を落とす
- ゆっくりと元の姿勢に戻す
- 左右10回ずつ、2~3セット行う
脂肪をため込みにくく、燃焼しやすい体質を目指せます。
詳しいやり方は、YouTube動画「【実はお腹が痩せる】体脂肪を落とすならウォーキングよりブルガリアンスクワットをやれ!」をご覧ください!
2.お尻:ヒップリフト
ヒップリフトは大殿筋を鍛えるトレーニングです。
- 仰向けになり膝を90度に立てて、足裏を床につける
- 床からお尻を持ち上げ、肩から膝まで一直線になるようにする
- そのままの状態を5秒キープ
- 元に戻す
- 1~4を10回、2~3セットおこなう
お尻の上げ下げをゆっくりすると、負荷を強められます。
3.お腹周り:クランチ
クランチは腹筋を鍛える代表的なトレーニングです。
- 仰向けになり、両膝を立てる
- 両腕は肩を抱くようにして組む
- おへそを見るようなイメージで上体を起こし、元に戻す
- 1~3を10回、2~3セットおこなう
腰を痛めないように、ゆっくりとした動作で行うことが大切です。
4.お腹周り・体幹:プランク
プランクは体幹を鍛えるのに効果的なトレーニングです。姿勢の改善や腰痛予防にも有効です。
- うつ伏せになる
- 腕を肩幅に広げ、肘を床につけて上体を起こす
- 足も肩幅程度に広げ、つま先を立てる
- 上体を起こす
- 10~20秒程度キープ
- 1~5を3セットおこなう
使っている筋肉を意識しておこないましょう。
5.背中:バックエクステンション
バックエクステンションは脊柱起立筋を鍛えるトレーニングです。
- うつ伏せになり、両手を頭の後ろにおく
- 息を吸いながら上体をそらす
- 両足は床から浮かせる
- 目線は正面向け、きついと感じる程度繰り返す
- 戻すときは息を吐きながらおこなう
反動を使わず、ゆっくりとした動作で行うことがポイントです!
6:背中:エアプルダウン
エアプルダウンは広背筋を鍛えるトレーニングです。
- うつ伏せになる
- 手足は肩幅よりやや広めに開く
- 両手を前に伸ばし、前から何かを引っ張るようなイメージで後ろに寄せる
- 背中の筋肉を意識する
- 2~4を20秒、2セット程度おこなう
姿勢の改善やくびれを作る効果も期待できますよ。
50代女性が筋トレする際のポイント
50代女性が筋トレを始める際は、以下の点に注意しましょう。
- 筋トレの頻度はトレーニング量と強度を考えて決める
- 筋トレの前後は軽いストレッチを行う
- 負荷をかけすぎない
- PFCバランスのとれた食事を摂る
- 関節に痛みがあるときは休む
50代女性は、ホルモンバランスの急激な変化や筋肉量の減少によって、思うようにトレーニングが進まないことがあります。しかし、少しずつでも習慣にすることが重要ですので、一つずつクリアしていってくださいね。
1.筋トレの頻度はトレーニング量と強度を考えて決める
筋トレの頻度は、自分に合ったトレーニング量と強度を事前に考えおくことが大切です。
運動習慣のない方は、週2~3回程度から始めてみましょう。
トレーニング量、強度、頻度の関係は次のとおりです。
1.トレーニング量
筋肉を大きくするためには、週当たりの総負荷量が重要です。初心者は各部位12セット、慣れてきたら各部位20セットを目安に行います。
2. トレーニング強度
1RM(ある重さに対し、1回で持ち上げられる限界の重さ)とRPE(運動の主観的負担度を数字で表したもの)を指標に設定します。目的ごとの強度目安は以下の表を参考にしてください。
目的 | 1RM | RPE | 回数 |
---|---|---|---|
筋肥大 | 70~80% | 8~9 | 8~12回 |
筋力アップ | 90%以上 | 5~9 | 3~6回 |
3. トレーニング頻度
トレーニング量と強度を考慮し、1週間に2〜3回程度に分けて行います。最適な頻度は個人差があるため、自分の体調と相談しながら行うことが大切です。
ただし、筋トレをしてもすぐに効果はあらわれません。
2022年のレビューでは、筋トレをはじめても見た目にわかるレベルになるには、最低でも2カ月から半年必要だと言われています。
参考:骨格筋肥大のマルチスケール
筋トレは継続することが最も重要です。
「以前よりパンツが履きやすくなった!」「トレーニングが1回多くできるようになった!」などの小さな成果を積み上げて、モチベーション高く続けていきましょう。
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2.筋トレ前後は軽いストレッチを行う
筋トレ前には、ウォーミングアップとして軽いストレッチを行いましょう。
筋肉が温まりやわらかくなるため、ケガの予防につながります。
筋トレ後にも、クールダウンとしてストレッチを行うとよいでしょう。筋肉の緊張をほぐし、疲労回復を促します。
3.負荷をかけすぎない
筋トレ初心者の場合、過度な負荷は避けましょう。無理をすると筋肉や関節を痛めるリスクがあります。
軽い負荷から始め、徐々に上げていくようにします。
自分のレベルに合った強度で行うのが大事です。
4.PFCバランスのとれた食事を摂る
筋トレの効果を高めるには、PFCバランスのとれた食事を心がけましょう。
P(Protein):たんぱく質
F(Fat):脂質
C(Carbohydrate):炭水化物
筋肉を増やしたいからと「たんぱく質だけを摂取する」「脂質は摂らない」などすると、逆効果になる場合があります。
栄養の偏った食事は避けてくださいね。
PFCの食品例を紹介します。
栄養素 | おすすめ食品 |
---|---|
P:たんぱく質 | ・鶏胸肉 ・豚ヒレ肉 ・刺身類 ・ヨーグルト ・青魚 ・納豆 |
F:脂質 | ・オリーブオイル ・魚(サバ・うなぎ・かつお・いわし・ブリなど) ・ナッツ類 ・アボカド |
C:炭水化物 | ・大麦ご飯 ・ライ麦パン ・十割そば |
果物や野菜、海藻類も積極的に摂りましょう。ビタミン、ミネラルは体調を整えるのに欠かせない栄養素で、代謝を促す働きも期待できるためです。
5.関節に痛みがあるときは休む
筋トレ中や筋トレ後に関節に痛みを感じたときは、無理せず休むことが重要です。
50代になると、ホルモンバランスの変化により関節が弱くなりやすいからです。また、免疫システムの低下により炎症が起こりやすく、回復力も弱くなっています。
痛みを我慢して筋トレを続けると、深刻な症状につながる可能性があるので注意してください。
筋肉痛はトレーニングによる筋肉の成長過程ですが、関節痛は慢性化する恐れがあるので、しっかりケアしていきましょう。
この記事では、50代女性が鍛えるべき筋肉、おすすめの自宅筋トレメニューについて解説してきました。筋トレは継続することがもっとも大事です。将来の健康にもつながりますので、始めやすいトレーニングから行ってみてください!
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